9月ラストの日。
チャーミー(台風)襲来予報により、JRはおおむね20時で運転終了の予告の出ている本日。
別役実&唐十郎を読む!
8日間の戯曲セミナーと、2日間のドラマリーディング&シンポジウム
「カンガルー」&「唐版・風の又三郎」
全日程終わりました。
最終日が台風の予報で、リーディングとシンポジウムの時間をそれぞれ短縮してやることになり、途中までしか読めなかったのが残念でしたが、本当にたくさんのことを受け取ったセミナーでした。
今回、わたしは「唐版・風の又三郎」ヒロインのエリカを担当させていただきました。
もう、なんでこの子、こんなに喋るのーーー!!!ってくらい、セリフが多くて。
長ゼリフもめちゃくちゃあって。
しかも、劇中で又三郎を演じたりするし、淑女になったり、あばずれになったり、頼もしくなったり、死にそうに弱ったりするものだから、もう、ほんと、読み終わるとフラフラでした。
エリカと言えば、唐十郎さんのところで李麗仙さんがやっていたヒロイン。
もー。
リーディングを聴きに来る方や、シンポジウムのゲストの方もそれをご存知だったりして、今から思うと唐さんの舞台を全然知らなくてよかった!と思いました 笑
今日のゲスト坂手洋二さんにも「面白かったよ。変なやついるなーって感じで」と言っていただいて、ホッとしました。
坂手さんも李麗仙さんのエリカを思い浮かべてしまうそうで、新鮮だったそうです。
そりゃ、唐さんも李麗仙さんの演じたヒロインも知らないわたしがやりましたしね。
3日間の稽古で、追いつけるわけもなく。
いやもう、ほんと。
大変だけど楽しかった。
写真はエリカの相手役織部を演じた加藤亮佑さんと、劇団 唐組の看板女優でいらした赤松由美さんと!!
加藤さんの織部はなんとも言えない味があって、青年なのに少年で、加藤さんはイケメンなのになぜか織部はそう見えない不思議さがありました。別の役をどう演じられるのかも観てみたい。
そして赤松由美さん。
もー、唐さんの戯曲をどう読むか、彼女がいたからこそ今回のリーディングができたのではないかしらと思うくらいにたくさんのアドバイスをいただきました。
毎回「素敵でした〜」って言ってくれる優しい赤松さんに励まされて、エリカを乗り切ることができました。
赤松さんもとても素敵なの。
唐さんの戯曲、どうしても型のついた読み方になりがちなのに、赤松さんはちゃんと生の言葉になる。
そのセリフを聞いて、わたしもエリカがエリカになってからは生の言葉に近づけたい!と思いました。
あー。
楽しかったなぁぁぁ。
台風で打ち上げが延期になったので、日程が合うといいな。
みなさんにまた会えますように。
さよなら、エリカ。
あなたのくれたたくさんのことを抱えて、もっと素敵な俳優になります。
そして、後半に続く!!笑