今日の定例稽古で、GETの稽古に参加するのが最後でした。
一応今月いっぱいなので、明日まで劇団員ですけども。
けれども!
終わった感は今日が満載です。
この気持ちはやっぱり今日書いておきたい。
2年4ヶ月。
元氣エンターテインメントシアターに所属しました。
もっと長かった気がする。
これからはここが『自分の場所』。
そう思ってやってきました。
わたしなりに愛情持って歩いてきた2年4ヶ月。
旗揚げメンバーとして入団し、出演した舞台は3公演。
ラーメン屋台の女主人と、自動車免許合宿所の寮長と、不妊に悩みながら、愛する旦那ともすれ違ってきたツンデレ(デレ多め)な奥さん。
どれも大切な役でしたが、中でも寮長を任せていただいた「カーラヂオが終われば」。
この作品はシアトル劇団子さんですでに何度もやられていた作品。
それをGETでやらせていただくことになった時。
GETだけに書き下ろしていただいたシーンがありました。
そのひとつ。
寮長の見せ場とも言える、作品の中で暖かさあふれるシーン。
そこは、石山さんが寮長のために、もっと調子こいて言っちゃうなら(笑)、あたしのために書き下ろしてくれたシーンでした。
GETで演じてきたなかだけでなく、今まで演じてきたすべての作品の中で一番心に残っているシーンです。
そんな作品に、そんな役に出逢えた場所。
それだけで役者としてはスペシャルなんですけど。
しかもそれがわたしの「ホーム」だったんだもの。
愛しさは計り知れないでしょう?
そんなスペシャルな劇団にいられたこと。
スペシャルな劇団員と過ごせたこと。
残念ながらかけあいをすることなく、行き過ぎてしまった人もいるけれど、それでも。
大好きでした。
いえ。
大好き。
大好きです。
今でも。
大好きでいさせてくれてありがとう。
退団すると言ってから、たくさんのメールや電話をもらいました。
劇団員からも
元劇団員からも
ファンの方からも
役者として、自分がこんなに愛されていたなんて知りませんでした。
気づかないバカでごめんなさい。
ありがたいです。
冥利につきます。
これからの力にします。
2年4ヶ月分のありがとうと愛をこめて。
みんな、愛してる。
2010年9月29日
元氣エンターテインメントシアター
杏泉しのぶ