今日の日記はかなり長くなります!!と、予告しておこう(笑)。
ご来場いただいたみなさま!応援してくださったみなさま!
本当にありがとうございました!!
そして一緒にこの作品を作った仲間たち!!
強い力で常にわたしたちを導き続けてくれた演出の宇治川さん!
この企画を実現してくれたとゐちさん!
最後まで影で支えてくださったスタッフの皆さん!
本当に、みんなとの出会い、時間、交わした言葉。
すべてが宝物です。
打ち上げでも言いましたが、こんなに幕が上がるのが怖かったのも、幕が下りるのが寂しかったのも、幕が下りてから泣いたのも初めてでした。
あまりにも多くのことがすんなりと、確実に、この胸に響いて、この公演がなかったらわたしはどうなっていたか、今となっては想像することが出来ません。
本気で挑むこと。
その意味、その向こうにあるもの。
自信を持つこと。
その理由。その資格を持っていること。
役者として、表現者として、今のわたしに欠けていたたくさんのことをもらいました。
お金ではけして買うことのできないものばかりです。
ただ仕事だとおもってる人がいなかった。
みんなそれ以上の何かを生み出そうとしていた。
こんな経験はきっと、誰にでも与えられるものではないでしょう。
その場にいられたわたしは本当に幸運で、この先必ずもっと大きくなれる。そうおもえました。
とゐちさんと『チケットノルマを課す舞台はいやだ』という話をしたことがあります。
『みんなが損をしない舞台にしたい』
今回の舞台はノルマがありません。
わたしも自分で声をかけたお客さんは本当に少ないです。
役者の知り合いじゃない、純粋なお客さんが多いはじめての舞台。
その怖さ。
けれど、プロというのはそういうものだとおもうのです。
身内で固められただけの舞台はいくつもあるけれど、そうじゃないものが商品となりうるものだとおもうのです。
なぜなら、つきあいじゃなくお金を払うことは、本当にそれを求めてのものだから。
そして、そういう仕事をちゃんとして、それで食べていけるようになることが目標なのです。
こんな早くにそんな機会を与えてもらえたこと。
間違いなく一生の宝物です。
本当に感謝の気持ちばかりです。
ありがとう。
ありがとう。
精一杯の想いで。
この場を借りてSHADOWのみなさまに。
祐里香さん。
初舞台にして、主演、座長。
その緊張感は並々ならぬものがあったとおもいます。
祐里香さんの本気はいろいろな部分で見えました。
ボロボロになった台本。
忙しいスケジュールの中、1番多いせりふをみんなと変わらぬ時期に覚えてきたこと。
積極的に相手役とぶつかろうとしている姿勢。
あの、公開稽古の日を境に、祐里香さんがどんどん変わっていくのがわかりました。
千秋楽、お互いに感動を覚えたラストシーン。
あの気持ち、わたしずっと忘れません。
井上くん
好青年にはすぐなれたけど、そうじゃない部分を引き出すことに最後まで苦しんでましたね。
稽古中から、岡崎とのラストシーン前には頭を抱え、気持ちを集中させていた姿が目に焼きついています。
自分にない恋愛観、愛情のありかた。
そんなことをたくさん、たくさん考えていたのが、芝居から伝わりました。
宇治川さんをうならせた、あの間。
あれを出せる君は、きっと素晴らしい役者へと益々変貌を遂げるのでしょう。
木川さん
ずっとずっと、みんなからもアドバイスの嵐で、きっと混乱したことも多かったとおもいます。
それでもいつも優しい顔で稽古場にいてくれたこと、誰にでも出来ることではない。
大人になればなるほど、柔軟にアドバイスを聞けなくなる人が多いなか、木川さんの柔軟性は素晴らしいです。
それが木川さんの強さであると、年下ながら生意気にもそうおもいます。
これからもどんどんいろんなものを吸収していって、味のある素敵な役者さんでいてください。
しげさん
自称イケメンな繰り返すバカな店員(笑)。
あの表情はほんと、おもしろかった!!しげさんのストレートなお芝居も観てみたいな。
最初は小さな役だった店員にどんどん色がついて、プライベートが気になってしかたない役になりました。
役者の力でいくらでもキャラクターは立ってくるんだって、しげさんに教えてもらいました。
アンケートでも、その存在感は立証されてましたね。
のぶさん
ハマる時とハマらない時のあの感覚の違い!!!
呂と吉村のやりとりで1番感じてました。
最後、めっちゃ気持ちよかった!!ありがとう!!
のぶさんの役への挑み方、尊敬します。
1番役を作り上げたひとだとおもいます。自分にない中からひっぱりだせる。
それこそ役者!!
今度はイケメンのぶさんのお芝居が観たい(笑)。お酒弱いのも意外でした〜。
富田さん
も〜!!!!!!
このひとの何がすごいって、よく言えばマイペースさ?
ゆるいよ。ゆるすぎるよ。なんであんなんで、あんな芝居できるの?
やだやだ。器用さあるからってさあ(笑)。
ある意味1番言いたいこと言えたひとでした。多分お互いにかな?
けど、本当はちゃんと熱いところや優しいところもあるんです。
テレやだから出せないだけなんです。
多分ね(笑)。
永栄さん
ほんと、照れ屋で優しい人です。
見た目以上に。そして、いいバランスで適当さもたくさん出せる人。
人の痛みやなんかにも敏感なんじゃないのかなっておもってます。
知らないところで、誰かを救ってあげてること、なんとなくだけどわかる。
そしてそれを見せないのがこのひとのかっこよさです。
そしてかわいい部分もたくさん。魅力あふれる俳優さんです。
あまり絡めなくて残念でした。
たかやん
1番くっついてきたのはこのひとな気がする(笑)。
あまえたで、さみしがりで、小心者なんですよね〜?(笑)
心細さをスキンシップで吹き飛ばそうとしてるみたい。
だからって本番前にひとりひとり挨拶するたび、容赦なく首絞まるぐらい熱いハグをしてくるのはやめてください。マジで苦しい(笑)。
個性的な芝居をするひと。
けど、真摯な役も実はハマるんじゃないのかな?
恥ずかしがってできなさそうだけど(笑)。
一成さん
宇治川さん公認SHADOWチームの問題児(笑)。
けど、あるときからチームをまとめようと一生懸命コミュニケーションを取ってくれた。
いつでも空気を変える、中心にいたような気がする。
パワフルで、自由で、わたしにないものばかり持ってるうらやましいひと。
素通りしてた疑問を解決できたのは、いつも一成さんのひとことだったよ。
ありがとう。
はじめていっぱいしゃべったせりふに苦労したことを、ずっと忘れないで、そのまま突っ走ってください。
古屋さん
SHADOW専属の音響さん(笑)。
そしてトラックドライバーさん。
なんだかんだでスタッフ的業務を担うことが多く、飲み会にも後から参加とか、稽古最終日のサプライズバースデーにも参加できなかったりとか、申しわけないです。
幕が開いての第一声って、ほんとに緊張する。
今回その役目を担当していました。
お疲れ様でした!!
一徹さん
SHADOWのリーダーはとゐちさんじゃなくて、実は一徹さんだったよなって、きっとみんなおもってる(笑)。
たくさんのことを負担して、いろいろ苦労しながら、いつでも『大丈夫だよ』って言える。
その大きさがありがたくもあり、申し訳なくもありました。
大久保役。見事でした。
舞台本番、自然に笑えてたのは一徹さんの大久保があったからでした。
頼りっぱなしで本当にごめんなさい。
本当にありがとう!!
ゆりちゃん
最年少!!1番若く、1番不安も多かったとおもう。
もっと表現したかったり、見てほしかったこともいっぱいいっぱいあったんじゃないかな。
いいんだよ。平成生まれ!!これからどんどんできることが増えていくから。
脇をしっかりと支える難しさ。
それを18で知れるチャンスに出逢えたことは、きっときみを強くしてくれる。
泣けるほどのくやしさ。それがどれだけのバネになるか。
がんばれ!!走り続けろ!!
ゆりちゃんらしくね。
つのちゃん
今回SHADOWからもRAINBOWからも男性陣の人気を総取りしていた末おそろしい子(笑)。
ほんとピュアで可愛くて、それが充分きみの魅力です。個性です。
くやしさや、つらさをけして表に出さず、いつも笑顔だったつのちゃん。
終演後、はじめて見せた涙にそのすべてがつまっていました。
いつまでもその涙を流せるきみでいてください。
内に秘める闘志、野望。その強さもある子だとおもってます。
負けませんよ。後輩。そしてライバルよ。
ありさん
苦しんでいたシーンが、楽しさに変わる喜び。
芝居の醍醐味のひとつだとおもいます。
ありさんを見ていて、そんなことをおもいだしました。
繊細な優しさを持っているひと。
キャストがきまる前の本読みで、ありさんが吉村を読んだ時、中畑とは違う魅力が見えました。
違う面も持ち合わせている女優さんなんだなあとおもったのを覚えてます。
涙に負けずにやりきる強さ。
いつまでもその芯の強さを持ち続けていてください。
歩さん
女優!!という部分をたくさん見せてもらいました。
気持ちも芝居も。
まっすぐに突き進むその力強さが、歩さんを輝かせているのだとおもう。
間違ったことをちゃんと指摘してくれる。
それは勇気のいることで、それをちゃんと伝えてくれる、そんな強い優しさがありがたかったです。
芸暦以上の何かを持ってるっておもう。
心の変化が見えるお芝居。歩さんのそういうところがとても好きです。
佳代ちゃん
オーディションのときに『この子は受かる!!』っておもったのを覚えてます。
なんというのか、佳代ちゃんの周りの空気は不思議なきらきら感があって、つい目で追ってしまうのです。
要のような芝居をすることが驚きでした(笑)。
ちょっとズレたベタな言葉や行動に弱いのも意外で可愛かった。
自分を持っている、そのスタンスがとても魅力的なひと。
目に魅力があふれてるとおもう。
とゐちさん
とゐちさんがいなかったら、この出会いも何もかもがなかった。
そうおもったら、とゐちさんは大恩人だなっておもいました。
この数ヶ月が、今後の自分を大きく変えるとおもいます。
そんな素晴らしい出会いでした。
お金で買えない大切な何かが、今もたくさんてのひらにあります。
いつもいつも『うざい』とか『セクハラ』とか、散々な扱いしかしていませんが(笑)、感謝してます。
このひとも実はかなりの照れ屋なんですよね。
ほめられるのが苦手。
ほめられるの、好きだとはおもうんだけど。
苦手じゃなくて、恥ずかしいのか。
なんだかんだ言っても大好きです。
つきあいませんけど(笑)。
そして忘れちゃいけません。
宇治川さん
大好きです。
って、何回も日記に書いた気がします(笑)。
宇治川さんの言葉はなんでこんなに心に届くのでしょうか。
それだけ本気だからなんだろうな。
送られてくるメールを読むたびに泣いて、力がみなぎって、なんていったらいいのかわからない気持ちが心に芽生える。
メールは保存して、くじけそうになるたびに読むとおもいます。
心から尊敬しているひと。
ついていきたいひと。
公開稽古の日、宇治川さんの言葉に涙をこらえることができませんでした。
『やるほうが希望を持てなかったら、観る人にも希望がなくなる』
1番自信のなかった部分をつかまれた気がしました。
不安やとまどいを見透かされている。そうおもいました。
宇治川さんからもらった、たくさんの言葉は、きっとこれから何度も背中を押してくれるとおもいます。
本当にありがとうございました。
また、きっと、宇治川さんと一緒にやります。
そのためにもっと大きくなります。
必ず。
ほかにも
制作のたけださん。
たくさんのわがままや、苦労をひとりで片付けて、たけださんがいなかったらこの公演はできなかったんじゃないかとおもうほどお世話になりました。
感謝してもしきれません。
ありがとうございます。
制作お手伝いこんちゃん。どうやさん。
いつも笑顔で優しいこんちゃん。
受付にこんちゃんがいると安心しました。優しい気遣いありがとう。
どうやさんもいつもいてくれました。
鮮やかな折込みさばきや、雨漏り修理。ほんとどれだけ救われたかしれません。
ありがとうございましたー!!
舞台監督金安さん。
ほんとに安心してできました。
小屋入りしてからこんなに安心してできたのは間違いなく金安さんがいろいろしてくださったからです。
言う前からさまざまなことに気がついてくれ、役者にもお礼の言葉をのべてくれる。
本当にありがとうございました。
音響の田上さん、照明の進藤さん。
あんなすわり心地の悪い環境で2時間、場当たりゲネのときはそれ以上。
感謝してもしても足りません。
そのなかで素敵な音、あかりをありがとうございました!!
おかげさまでわたしも素敵に見えたみたいです(笑)。
本当にありがとうございました!!
そしてRAINBOWチーム!!
今回引き分けという結果になったのは、RAINBOW
チームのみなさんと一緒に出来たからだとおもいます。
このメンバーだったからこそとおもいます。
特に松本健太さん。
SHADOWでもハムスターとして一緒に盛り上げてくれました。
いろいろ葛藤もあったでしょう。
けど、間違いなく、松本ハムスターがいなかったら、SHADOWの透明人間レディはなかった。
感謝してます。
ありがとう。
さあ!!
最終日の写真一挙公開。
いろんなひとと撮りました!!
↑レインボウ武藤さん。
すごく雰囲気のある、素敵なお芝居をなさる方です。
↑中島愛子さん。
レインボウの吉村さん。落ち着いた吉村。見事にカクベニに締まりを出してました。
↑レインボウリーダー高島さん。
ほんと、おもしろい社長でした。素敵ですw
↑レインボウ阿部さん。
ごきげん??
↑一徹さんとw
↑井上くんとw
↑佳代ちゃんとw
↑木川さん&どうやさん。
↑制作助手こんちゃんこと今野真里ちゃんとw
↑のぶさんとw
↑富田さんとw
↑つのちゃんとw
↑たかやんとw
↑しげさんとw
↑宇治川さんとw
↓からしとか、わさびとか食べさせられてる面々(笑)
あまり一緒に撮ったことない人から撮ってたら、全員とは撮れなかった(笑)。
タイミングはかるのむずかしくって(笑)。
いよいよ。
それぞれで歩き始めます。
みんなまた、どこかで!!!
2007.7.30(妹の誕生日!!)
鈴木しのぶ